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ムガル帝国写真サールナートへの道




サールナートへの道

サールナートへの道

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サールナートへの道

杜松や真柏は神や舎利のできる代表的な樹種です。
白然の木でもこれら裸子植物(杜松、真柏はヒノキ科ビャクシン属)の多くはすさまじい舎利や神を見せています。
これら樹種の盆栽では、神や舎利の豊富さ、その形態、神の木質(堅さ)などが観賞上の重要なポイントになります。
種木養成中の若木では神の有無にこだわる必要はありませんが、不要な枝を切除するときは枝は付け根から切り取らず、多少のゆとりをもって切り、その部分を神にするのが当然です。
ここで取り上げた素材のように、幹を途中で切断して挿し木する場合、その頂部を天神にして古木大木の相を表塀することができ、また、小萌を立てて樹芯の交替の相を表現することもできます。
美濃では山杜松(ヤマネズ)はせいぜい山の境界線に用いられる程度だった。
所有権のトラブルを防ぐためくクズ木として選ばれたのである。
山道を通るため枝が切り払われたその歩行のための<剪定>が、下芽を吹かせ幹味の妙を生む、結果的に盆栽の素材として採取された。
素材があらかた採り尽くされた現在、残された山杜松は、ひっそりとした自分の時を再び刻みつづけているかのようだった。

コナラ ブナ科の落葉高木。
山野でよくみかけるドングリの木です。
コナラもまた野趣ある盆栽樹として名のみ高く、好感を持たれる樹種の割には盆栽は少ないものです。
原因のひとつはやはり枝ができにくいということのようです。
葉も趣のある形状ですが比較的大きめで、培養による小型化も難しいものが、あります。
実成りについては、盆樹では難しい方でなかなか付きません。
比較的実付きの良い性も以前見つけられましたが、普及しているとはいいがたいのが現状です。
雌雄異花同株で、雄花は黄褐色で長く下がり、雌花は枝の基部に腋生します。
コナラの場合も短果枝上に花芽分化し、翌春、雄花、雌花が咲き結実するわけです。
したがって花芽分化を促すためには、短果枝を作ることとも、いえます。
方法としては徒長枝を作り、伸長する樹勢をその方に振り向け側枝を充実した短枝に作ることが考えられます。
いずれにして雄花、雌花の開花時期や人工受粉のやり方、何本かの樹を並べて置く方法など、よく解っていない点の多い樹種です。

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